子どもの頃、アスレチックや登下校のアスファルト道路などで転倒し、時々擦り傷をつくっていました。
今でも、とくに膝周囲に、一生傷と言われる傷の痕があります。
これは、少し深い傷だったのかもしれません。
大人になってから、最近の記憶では、少し前に暗い道路をランニングしていて、ちょっとしたマンホールの蓋につまづいて転倒してしまいました。
ランニング用に購入したばかりのスポーツタイツと手袋が破れてしまい、膝に大きな擦り傷ができました。
テーマとは話がずれますが、擦り傷よりも買ったばかりのタイツと手袋が破れてしまったのがショックでした(涙)
消毒よりも流水で十分に洗う
傷ができてしまったら、まずは水道水で十分に洗います。
私は、この十分が、相手にあまり伝わらないと感じています。
このため、擦り傷でセルフケアについて相談を受けると、例え話で、よく競輪選手の話をします。
救急初療を担当していた頃、競輪選手が試合中に転倒して受診することがありました。
転倒した選手の下肢には、とても大きな擦り傷ができていることが多かったです。
また、選手は競輪場で転倒し、擦り傷ができた場合の初期対応を良く知っていました。
救急車で運ばれると、まずは異常がないか検査が行われ、その後にとにかくまずは洗浄です。
この洗浄のときに、選手は何かブラシを貸してくださいと言います。
自分自身でガーゼやブラシを用い、ゴシゴシ擦り傷を擦るのです。
私は、シャワーで勢いよく、ぬるま湯をかけていただけですが、選手が痛いのを堪え、擦って洗い流す姿を見て、つい「痛くないですか?」と聞いてしまったことがあります。
すると「この傷は痛くても擦っておかないと、アスファルトが入ったままで黒くなってしまったり、傷が感染してしまうので擦ります!」とおっしゃいました。
と、いう話です。
十分にとは、勢いのある流水で、擦って、土や小石などの汚いものが傷の中に残っていない状態にすることです。
石鹸を使っても良いですので、とにかく傷をきれいに洗い流します。
私も、転倒したときは、帰宅後、お風呂場で膝を十分に洗浄しました。

あまり乾燥させない
洗浄した後は、乾かさずに水分だけを軽くとって、抗菌薬の入った軟膏を塗布してガーゼ保護したり、被覆剤を使用したりします。
あまりに大きな傷で滲出液が多い場合や、再度傷の部分が汚れてしまう場合などは、最初の頃だけ毎日洗浄して交換します。
滲出液が多くなくなったり、清潔を維持できる擦り傷の時は、被覆剤を毎日剥がさなくて良い場合もあります。
軟膏や被覆剤は、最近では薬局で手に入るようになっています。
私の膝の擦り傷は、被覆剤を使用しました。
先日、私のところへ相談に来た野球少年の擦り傷は、下腿の一面に傷があって大きすぎましたので、ガーゼと軟膏で対応しました。
毎日、野球で、汗とグラウンドの埃?で傷が汚染されてしまう可能性もありましたので、しばらくは毎日洗浄してこれを繰り返してもらいました。
最初は、本人がパウダースプレー式の消毒剤を吹き付けて私のところに相談にきましたので、傷がコテコテになっていましたが、それも含めてできるだけゴシゴシ洗浄し、以後、洗浄と保護だけで早々に綺麗に治りました。
ただただ若さで早く治ったようにも思います(笑)
傷が治っても日焼けしない
傷が治った後も、しばらくは傷痕が残っていると思います。
日焼けをしてしまうと、痕が残ったりすることがあるので、気をつけた方が良いです。
私の膝は、「洗う」「乾燥させない」「日焼けしない」を実行したので、痕はほぼ残っていません。


