マチナス訪問看護ステーションでは、先月、月初めに「今月中に必ず災害訓練をしますので各自でBCPを再確認しておいてください」とアナウンスしました。
あれから、あっと言う間にひと月が過ぎ、訓練は月末になってしまいました。
メンバーは全員、訓練のことはすっかり忘れていました。
驚き、焦ったことと思いますが、それぞれ何らかの安全確保を考え、報告もできました。
想定は南海トラフ地震発生
ステーションがある三重県は、太平洋側に位置しています。
ステーションは、設立時に津波被害に合わない場所を選定しましたが、訪問エリアには津波被害が予測される場所も含まれます。
また、南海トラフ地震が発生した場合は、高い津波の他に、内陸でも震度6が予測されており、広範囲に大きな被害となる可能性があります。
三重県に住む人の多くは、この地震が発災したら大変なことになると恐れています。
そこで、今回は、震度6強の南海トラフ地震が発生したという想定で、安全確保と報告の訓練をしました。
【訓練】<震度6強:南海トラフ地震発生>の連絡が入ります。
訪問中の者もいれば、移動中や、事業所にいる者もいる時間帯でした。

安全確保と報告
安全確保
まずは自身の安全確保です。
運転中のスタッフは、車を安全な場所に停車して状況確認と情報収集をしました。
訪問中のスタッフは、自分自身と、利用者とご家族の安全確保と状況確認をしました。
事業所にいたスタッフは、自分と事業所の被害状況を確認しました。
報告
今回の想定では、SNSが繋がっていましたので、それぞれの報告がアップロードされました。
きっちりと車両を停車し、安全確認と報告をしたうえで、次の訪問に向かうこと、向かった先の利用者の安否確認まで実施したスタッフもいました。
訓練の連絡に気がつかず、参加は少し遅れたものの、利用者の安否確認を実施し、安全確認のうえ次の訪問先へ向かえるという報告もありました。
事業所は、大きな被害を受けず、現時点ではライフラインや周囲の状況も異常ないことが報告されました。

討議
訓練当日の訪問を終え、事業所に全員が戻った時点で実施した訓練について意見を出し合いました。
・たまたま駐車場に入るタイミングだったので、運転中であったが上手く停車できた。そうでなければどうしていただろうと思う。
・車中、訪問先のお宅など、場面は様々で、自分自身も被災するリスクが高いと感じた。
・災害発生時、インターネット回線が繋がるのか不安になった。
などなど、討議というよりは、感想が多かったです。
しかし、実際の場面をイメージして対応を考えることが重要です。
「このような場面ではどのようにしたら良いか」といった話し合いがなされ、正解は出なくても、具体的に考えることができました。
最期に次の事項を確認しました。
*訓練の必要性:様々な場面で、どのように対応したらよいのかを考えるために、訓練は状況設定を変えて繰り返し実施する。
*インターネットが繋がらない場合の連絡方法:BCPに記された内容を再度確認した。
訓練で災害に強いステーションに!
災害訓練は、大事だとわかっているのに、なかなか実施できずにいるステーションも多いのではないでしょうか。
大規模訓練は頻繁に実施するのが難しい。しかし、小さな訓練と、その結果・評価からの、ちょっとした見直しは、意識をすればできると思います。
マチナス訪問看護ステーションは、小さな訓練を積み重ね、災害に強いステーションになろう!と考えています。
もちろん規模の大きい訓練も実施、地域の訓練にも参加していきます!

